1.「使い捨て傘用ビニール袋」に疑問が出てきた
設置当初、救世主の様に思われていたこの袋に対して問題が生じ疑問が投げかけられました。
○ 袋の先端に穴が開き、水滴がもれている。
○ 周辺に散乱し、その袋に足を取られて滑ってしまった。
○ 頻繁に掃除、回収作業をしなくてはならない。
○ 一枚何銭かと思われていたが、なんと1〜5円もする。
○ 使い捨ては資源の 無駄使いばかりでなく、経費の無駄使いである。
○ リサイクルできず、ゴミ処理時ダイオキシン発生の原因、遠因となっている。
以上のような問題は、設置当初誰も考えてないことでした。
2.資源の無駄遣い
総称してプラスティックと呼ばれている製品は全て石油を原料として作られています。ご存じのように石油は無限に存在するものではありません。木材のように人工的に作る事が出来ません。確かに石油を原料とした製品は現在を生きる私たちに豊かな生活を提供してきました。
傘立てに代わり登場した「雨傘用のビニール袋」も、衣類や商品を濡らさずに済むという点でメリットがありました。しかし、わずか数十分で使い捨てられる「傘用の袋」は本当に必要なのでしょうか?
3.ゴミ処理時に発生するダイオキシン
ダイオキシンの問題は、現在最重要社会問題になっています。焼却処理されるプラスティック製品の中で塩素系プラスティックは約800℃以下で、消却された時ダイオキシン発生というメカニズムをもっています。当初設置されていたビニール(塩化ビニール)袋は、そんな理由からポリに変わり、現在は炭酸カルシウム入りに変わっています。
しかし、傘用の袋は別途重大な欠陥を持っています。それは使用済みの袋に残留する水です。ゴミ処理として焼却炉に投入された際、その残留水が炉内温度を下げてしまうのです。いくら袋そのものの素材をダイオキシンの原因にならないものに変えようとも、袋内に残る水が炉内温度を下げ、一緒に処理される他の塩素系プラスティックからダイオキシンが発生する原因を作ってしまうのです。